児童の権利条約の第3選択議定書

 国連の児童の権利に関する条約に、通報制度を含む第3選択議定書を制定する動きがあること、その第3選択議定書に女子差別撤廃条約など他の人権条約の選択議定書にはない団体通報制度まで検討されていることをお伝えしましたが、

拙ブログ
「児童の権利条約に第3選択議定書制定の動き」
「児童の権利に関する条約の第3選択議定書に団体通報制度」

ブログ「国連子どもの権利委員会に通報できる制度を作ろう!キャンペーン」によれば、今月の10、11、14、15、16日に開催された国連人権理事会第2回作業部会において、新たな議定書案を採択して閉会したとのことです。

 作業部会で審議された議長草案はこちらだと思います(ある方が探して下さいました)が、上記のブログによれば、ここから最終的に、

6条:子どもの売買、子ども買春および子どもポルノグライフィーに関する選択議定書および武力紛争への子どもの関与に関する子どもの権利条約の選択議定書に対する通報制度の適用を拒否するオプトアウト(退出)条項(6条2項)は削除する。
7条:団体通報制度は削除す。
10条:明白な損害を被っていることが明らかでない場合には申立を却下するという本条項は削除する。
24条:新議定書に対する留保を定めた本条項は削除する。


ことで、作業部会では承認されたようです。つまり、心配されていた団体通報制度については何とか削除されましたが、個人通報制度を含む第3選択議定書については採択されたということです。

 今後、今年6月の第17回国連人権理事会に提出・採択され、その後国連総会に提出・採択される見込みで、まだ確定ではありませんが、恐らくは作業部会で採択されたものが承認されるのではないでしょうか。その後国内で批准の議論になるかと思います。

 団体通報制度は削除されましたが、他の人権条約と同様の通報制度を含む選択議定書が児童の権利条約にも制定されることになりそうですから、今後も注視していきたいと思います。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック