函館市の子どもの権利条例を考える

アクセスカウンタ

zoom RSS 函館市議会平成28年第1回定例会での子ども条例制定に関する議論

<<   作成日時 : 2016/06/10 15:25   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 函館市のホームページに市議会の第1回定例会の議事録が掲載されましたので、子ども条例制定に関する議論について議事録を見てみたいと思います。

 3月3日の 「平成28年第1回 2月定例会」で市議からの質問に対して市長が答弁しており、また3月10日の「函館市議会予算特別委員会」では多くの市議から子ども条例に関する質問があり、審議されています。議事録はこちらから検索できます。子ども条例に関する部分については下記に抜粋して掲載しておきます。

 様々な質問がある中、特に、検討委員会の提言書が条例案に生かされているのかどうか、また、第三者的な相談機関の設置について、の質問が多いように思います。

 検討委員会の提言が生かされているのかどうかについては、以前、拙ブログでも取り上げたように、今年2月に、検討委員会の一部の委員から提言書に盛り込んだ「第三者的な性格を有する相談機関の設置」が骨子案に記載されていないとして、骨子案の修正を求める要望書が提出され、一方で、その要望書を残念だとして、骨子案通り市議会に提出するように要望書が提出されていますので、そうした質問が出るのも一定の理解はできます。しかし、検討委員会でも子供の権利推進派と健全育成派の溝は埋まらず、提言書自体、権利と健全育成の両論併記ですから、条例文に全てを盛り込むことは難しいと思いますし、そうであれば、条例制定自体を見送るという選択肢もあるべきではないでしょうか。

 次に第三者的な相談機関の設置については、これも拙ブログで取り上げたように、相談機関の設置については、提言書にも盛り込まれましたが、救済機関については、検討委員会の最終第19回の委員会でも議論され、「兵庫県川西市や神奈川県川崎市の事例を見ると、(中略)学校で先生が子どもを注意しただけで人権侵害であるみたいなふうに使われた事案が多く、救済機関の本来の目的とは違う形で使われている可能性が高いのではないか。救済機関に権限を与えてしまうと、学校教育自体が尻込みして何も指導できなくなってしまう。家庭もそうなってしまう。」という意見もあって、提言書では、救済機関ではなく、相談機関となった経緯があります。そうした経緯もあって、条例文では「第13条 市は、子どもからのいじめ等に関する相談その他の相談に速やかに応ずるとともに、子ども自らが安心して相談することができる体制の充実に努めます。」となりました。

 予算特別委員会の審議では、その相談機関を出来るだけ速やかに設置すべきだという意見が多く、函館市側も「第三者的な性格を有する相談体制につきましては、できる限り、早く実現できるよう取り組んでまいりたい」「子供が相談できる第三者的な相談機関の拡充ということは、きちんと対応してまいりたい」と答弁しています。しかし、中には救済機関という言葉を使ってすぐに調査に入れるようなそういう救済機関を求める市議もいて、相談を受けるだけではなく、調査や指導を行う権限を持たせようとする意見もあるようですが、そうしたことが各地で問題になっていますし、何が人権侵害なのかを判断することは非常に難しいと同時に逆に人権侵害になる恐れもありますので、そうした権限を持った機関が設置させることがないように注意が必要だと思います
 

【議事録抜粋】  

平成28年第1回 2月定例会(3月3日)

◆(市議) 
(前略)
次に、大綱5点目、子ども条例制定についてお聞きします。
 子どもの権利条約は、(中略)日本も1994年に批准しています。(中略)函館市がおよそ4年前から(仮称)函館市子ども条例制定検討委員会を立ち上げて精力的に取り組んできましたが、なぜこの時期に子ども条例を制定しようとしたのか、お聞かせください。
 次に、子どもの権利条約のポイントはどこにあり、その精神はどのように条例に生かされているのかについて質問します。(中略)
 次に、検討委員会の意思反映に関してお聞きします。
 (仮称)函館市子ども条例制定検討委員会は、2年間で19回の会議を重ね、最終的には函館市子ども条例制定検討に係る提言書が提出されています。検討委員会が2年間、19回の長期にわたって検討された検討内容を函館市はどのように評価していますか、お聞かせください。
 しかし、最終的に条例案作成時に委員のメンバーから条例に関して2つの要望書が提出されています。条例案作成時に、他の条例にもあるように、検討委員会と一緒に条例文をつくることができなかったのか、今回作成された条例案が、検討委員会の提言や意見が十分条例に反映されていたのかをお聞きします。
(後略)

◎市長
(前略)
大綱の5点目、子ども条例の制定についてであります。
 その制定の理由でありますが、少子化や核家族化の進行、女性の就労機会の増大、地域のつながりの希薄化など子供を取り巻く状況が厳しさを増す中にあっては、家庭、学校、さらには地域が一体となって子供にとって良好な環境をつくり上げていくことがますます重要になっているものと考えております。
 こうしたことから、私は、子供の人権を尊重し、子供たちの健やかな成長を図り、幸せに暮らすことのできる地域社会を実現するために子ども条例を制定することをみずからの政策の一つとして掲げたところであります。
 次に、子ども条例に生かされている児童の権利に関する条約のポイントについてであります。
 児童の権利に関する条約、いわゆる子どもの権利条約は、子供の基本的人権を国際的に保護するために定められた条約であり、平成元年に国際連合で採択され、日本におきましては平成6年に批准しているところであります。
 この条約におきましては、子供の権利の尊重について規定されておりますが、これは基本的人権の尊重を基本理念に掲げる日本国憲法と同様の考え方に立つものであります。
 私といたしましては、子どもの権利条約及び日本国憲法の理念にのっとり、子供の人権が尊重され、健やかに成長することができる社会を目指していくべきであると考えておりますことから、全ての子供が生まれながらにして持っている基本的人権を尊重することを子ども条例の基本理念の第一に掲げているところであります。
 また、子どもの権利条約におきましては、権利だけではなく、子供の養育、発達についての第一義的な責任者を保護者とし、社会の基礎的な集団である家族に対し、必要な保護及び援助が与えられるべきである旨が規定されておりますことから、条例案におきましては、保護者の役割のほか、子育て家庭への支援についても規定したところであります。
 次に、子ども条例に対する検討委員会委員の考え方の反映についてでありますが、条例検討委員会におきましては、19回にわたって議論を重ね、委員各位の御尽力のもと、合意形成を図り、提言書をまとめることができたものと受けとめているところであります。
 私といたしましては、この提言書を尊重し、条例案を作成いたしましたが、これにかかわって先般2通の要望書が提出されたところであります。1通は、条例の骨子案は提言書の一部について尊重していないという趣旨、もう一通は、その反対でありまして、条例の骨子案は提言書を十分に尊重しているという趣旨であり、私としては改めて子ども条例に関してさまざまな考え方があることを認識したところでありますが、それゆえにこそ提言書に基づき、市民が共有できる理念を掲げる必要があるものと考えたところであります。
 したがいまして、提言書において、条例の基本理念として、人権の尊重、健全育成、家庭での子育て支援の3つにまとめられておりますことから、これを受けまして、条例案においては、人権の尊重、子供の育ちへの支援、子育て家庭への支援の3つを基本理念として掲げたものであり、検討委員会の考えが反映された提言書を十分に尊重したものであると考えております。
(後略)


函館市議会予算特別委員会(平成28年第1回定例会)(3月10日)

◆(委員)
(前略)
 まずは最初に、この子ども条例制定検討委員会、これを設立した目的、それから、その果たした役割、それをまずお聞きしたいと思います。

◎子ども未来部子ども企画課長  検討委員会についてのお尋ねでございます。
 (仮称)函館市子ども条例制定検討委員会につきましては、条例の制定に当たりまして、広く市民の方々の意見を聴取し、条例の基本的な考え方や条例に盛り込むべき内容についての提言を得るため、平成24年7月に設置をしたところでございます。学識経験者のほか、子育てや子供にかかわる各種団体関係者、大学生、さらに公募による市民の19名で構成するこの検討委員会は、平成26年10月までの間に19回開催し、各委員の専門的な観点から、条例に対する考え方や意見について幅広く議論が交わされ、昨年2月に条例制定検討に係る提言書が市長に提出されたところでございます。
 検討委員会におきましては、子供観の違いによりまして、条例の性格につきましても、人権の尊重と健全育成のどちらを主眼とするかなど、一時、意見の相違もございましたが、最終的に提言書では、子供を中心に据えて、子供が安心して成長していけるまちをつくるという共通認識のもと、条例の基本理念につきまして、市民が共有できる理念を掲げ、施策の方向を総合的に示した条例であることが望ましいという観点から、「人権の尊重」、「健全育成」、「家庭での子育て支援」の3つにまとめられてございます。市といたしましては、この提言書を尊重し、条例案を作成したところでございまして、検討委員会の果たした役割は非常に大きいものと考えてございます。
 以上でございます。

◆(委員) まず、委員会の役割というのは、この条例を策定するに向けて提言をすると──提言がまず一番大きいということがわかりました。その提言書を受けて、市が、子ども未来部が中心にといいますか、この条例案を策定するわけですから、私は、その提言書が全て100%、案に入らないからおかしいというふうにはならないのかなというふうには思っております。ただ、委員会の最後の会議録も読ませていただきました。最終的には皆さんの意見を聞き、委員長が事務局と最後まとめるということで、委員会としては了承されたというわけで提言書が出てきたというふうに私は思っております。今回、その委員会が終了後に4人の委員、それから7人の委員、要望書が出されてきて、資料としても皆さんに配付をされたわけですが、合わせて11人、委員は全部で19人いるので、中には、そのどちらにも入ってないというか、そういう方もいるんだなと思い、私も両方読ませていただきました。本当にさまざまな考え方や議論があって、なかなかこの2年間、19回議論を重ねて、一つの提言書にまとめるということは本当に大変だったろうなというふうには思っております。市としては、提言書を尊重するというお話でございました。今回、私ももちろんこの提言書、それから、その後の骨子案、それから条例案というふうに見ておりますが、中身は、少しずつ変わってるというか、提言書を受けて、部局のほうで骨子案をつくっております。今度、骨子案から今回出された50号の条例案というところは、そこがまたちょっと変わってるというか、相違があります。
 この子ども条例、先ほど周知のことは、子供にも、みんなにわかりやすいようにというお話もございました。そういう意味では、この条例案、もっと子供にもわかりやすい表現にするとか、漢字減らすとか、漢字にルビを振るとか、そういうことは、まず工夫しているのかどうか。そのあたりを聞きたいと思います。

◎子ども未来部子ども企画課長  条例案についてのお尋ねでございます。
 条例案につきましては、子供にも理解しやすい平易な表現にすることを基本として作成はいたしましたが、条例制定に当たっての文書法制担当と、より適切な文言の整理を行った結果、どうしても一部、子供にとって理解が難しいような言葉遣いというものも残ったものでございます。先ほども申し上げましたが、大人とは別にわかりやすいリーフレットの作成ですとか、ホームページ内での子ども条例の専用ページの開設、学校等での出前授業の開催など、親しみやすくわかりやすい周知、啓発に努めてまいりたいと考えてございます。
 以上でございます。

◆(委員) 先ほどの条例推進事業費80万円の内訳で、大人とは別にリーフレットをつくる。ですから、今おっしゃったように、わかりやすいリーフレットをつくる、それがこの条例推進費の80万円の中に入ってくるのかなというふうには思いました。私は、提言書、先ほど言ったように、全て100%が最終的なこの条例案に入らなければいけないというふうには思っておりませんが、おりませんがですよ、この提言書の中で、「とりわけ」──最終的に条例の委員会の方々が、最終的に総意の中で「とりわけ」というので、この提言書の6ページにあるんですけど、「子どもに関する相談体制の充実」で、「第三者的な性格を有する相談機関の設置」、そういう仕組みが必要であるというふうに載っております。「とりわけ」っていうことで、提言書で出しております。先ほど、課長は、提言書をもうできるだけ尊重するというお話でございました。私は、全て入らなきゃというふうには思っておりませんが、提言書の中でも、「とりわけ」というふうに書いて力を入れている「第三者的な性格を有する相談機関」、これが入らなかったというか、条例に規定していない、それはなぜなんでしょうか。

◎子ども未来部長  子供の相談体制についてのお尋ねでございます。
 他都市においては、いじめ問題等に対する第三者機関を規定しているところもございます。そういったことは承知をしておりますけれども、いじめ問題等の解決に向けて、さまざまな施策のある中で、そういった取り組みも一つであるというふうには思っております。いじめ問題等への対策としては、平成25年9月にいじめ防止対策推進法が施行されて以来、文部科学省を中心に施策が進められ、これを受けて北海道教育委員会においても対策が講じられているところでございます。
 こうした対策の一つに、学校や関係者とは別の第三者である専門家チームが問題解決に向けた支援に当たる、北海道いじめ問題等解決支援外部専門家チーム派遣事業というものがありますが、いじめの解決に当たっては、この事業を活用することができることから、市独自の第三者機関を設置することは条例に規定をしなかったところでございます。
 一方で、子供がみずから相談できる第三者的な相談窓口としては、市、市教委、道教委、法務省などでそれぞれ設置をしているところでありますが、より一層の体制の拡充が必要であると考えておりますので、子供が安心して気軽に相談できるために、どのようなあり方が可能であるのか。関係機関とも協議をしながら検討を進めていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。

◆(委員) まず、今の御答弁にあった北海道いじめ問題等解決支援外部専門家チーム派遣事業、大変長い名前ですけど、まず、それはどういうもんなんでしょうか。

◎子ども未来部子ども企画課長  北海道いじめ問題等解決支援外部専門家チームについてのお尋ねでございます。
 このチームにつきましては、深刻化したいじめの事案への効果的な対応を初めいじめの未然防止、早期発見、早期解消等の生徒指導上の諸問題の解決に向けた効果的な取り組みにつきまして、学校及び市町村教育委員会に対しまして、専門的な見地から助言を行うことを目的に、平成25年10月に北海道教育委員会において要綱が設置されたところでございます。
 この支援チームは、道央、道南、道北、道東の道内4地区におきまして、それぞれ学識経験者や臨床心理士、弁護士等により構成をされ、学校や市町村教育委員会からの要請により派遣されることとなってございます。
 なお、函館市内には道南を担当する外部専門家チーム員が5名所属していると伺ってございます。
 以上でございます。

◆(委員) 北海道でそういうのもやってると。北海道がやってるからいいとか、そういうことじゃなくて、私は、2年間かけて子ども条例をつくってきたと。平成26年度の市長の市政執行方針、このときにも、ぜひ函館のこういう子ども・子育て支援を総合的に推進するためにこういう条例をつくっていきたいと言ってるわけですよね。市長も函館の子供たち、しっかりと支援をしていきたいからこそ、子ども未来部というのも私はつくったんじゃないかなというふうに思うんですよ。そういう意味で、北海道にあるからいいだとか、それから、私、検討委員会のあれも見ましたけど、人権擁護だとか。ほかに相談するとこがあるからいいって、そういう問題じゃなくて、やっぱり函館市が主体的になって、きちんとそういうものをリードしていくというか、そういうことが私は大事だというふうに思っています。学校でもない、親でもない、そういう第三者の相談機関の設置というのは重要だというふうに思うんですね。早急に設置をすべきだというふうに考えますが、いかがでしょうか。

◎子ども未来部長  第三者的な性格を有する相談機関についてのお尋ねでございます。
 いじめ等の問題の対応に当たりましては、解決困難な場合、あるいは学校が気づいていない場合などは、学校とは別の第三者が当該児童や学校からの相談に対応し、学校や保護者との連携を図り、解決へと導くことが必要であると考えております。とりわけ子供からの相談については、子供の目線に配慮した相談体制の拡充が必要であると考えているところでございます。このような観点から、□□委員御指摘の第三者的な性格を有する相談体制につきましては、できる限り、早く実現できるよう取り組んでまいりたいと考えており、教育委員会を初め、関係機関と連携を図り、ネットワークを強化する中で、いじめ問題の解決に努めてまいりたいと考えているところでございます。
 以上でございます。




◆(委員)
(前略)
 第三者機関を早急に検討するということで、午前中も答弁されておりましたけれども、その早急というのがどのくらいの早急なのか、ちょっとわからないんですけれども、例えば、今、子ども条例推進事業費80万円、これはリーフレットのお金ということで、小・中・高、それから関係機関、それから子育て、就学前の子育ての親たちにリーフレットを配るということですが、じゃあ、この第三者機関を早急に検討するという、その予算は見込んでいなかったということで確認したいと思いますが、いかがですか。

◎子ども未来部子ども企画課長  第三者的な相談機関の設置に関するお尋ねでございます。
 基本的には、この子供施策を推進する上での柱となるこの子ども条例をまず制定をさせていただきたいと考えておりまして、その推進に伴って、できるだけ早い時期に、人の確保ですとか、そういうものも、予算の確保以外にも準備が必要になるものですから、それらも含めて手だてをしながら、早急な実施を目指したいというふうに考えてございます。
 以上でございます。

◆(委員) 今は、平成28年度の基本的な予算ということですが、これからどういう第三者機関──後でまた触れますけれども、第三者機関をつくっていくのかも含めて、もう調査も必要だと思いますし、それから、誰に設置機関のメンバー、そういうメンバーを委ねるのかというのもありますし、そういった意味では、今後早急にということですので、平成28年度中にそういう方針が出されるのか、そこら辺はどうなんでしょうか。

◎子ども未来部長  できるだけ早くということでお話をいたしまして、いろんな観点から検討したり、調整をしなきゃないということなものですから、できるだけ早いとはいえ、一定程度そのための準備の期間はいただきたいなというふうに思ってます。午前中にも、私もお話をしましたけれども、北海道の道教委のほうの施策もございますので、市が独自に相談体制の拡充をするということと、また、そのネットワークをつくりながら、全体として効果の高いものにしていきたいというのが一つの狙いでございますので、そういった点も踏まえながら、相談体制の拡充ということを実現していきたいというふうに思っております。
 以上でございます。

◆(委員) 予算について、今後、必要あらば補正もつけるということも考えられますので、それは、今、この場ではお聞きできませんけれども、そういう受けとめで、私の質問を進めたいというふうに思います。第1号議案は、そのことでわかりました。
 第50号の条例の議案についてなんですけれども、お二方の委員の皆さんから質問も出されましたけれども、今回の条例は、この提言を受けて、3つの柱で成り立ってるということで、人権の尊重、健全育成、家庭での子育て支援という、この3つの柱だというふうに思うんですけれども、検討委員会──私も2年間、19回、できる限り傍聴はしてきたつもりなんですけれども、検討委員会の議論の中では、条例の理念として掲げられるべきことは、人権の尊重という、そういう一般論ではなくて、子供の権利の尊重であるという意見を盛り込むべきだという意見もあったと思うんですけれども、今回この条例にその検討委員の皆さんの意見がどのような形で盛り込まれたのか確認したいと思います。

◎子ども未来部子ども企画課長 検討委員の意見の反映についてのお尋ねでございます。
 確かに、委員おっしゃるとおり、子供の権利という言葉についても議論がなされたところでございますが、それにつきましては、よりわかりやすく、広い意味で、あらゆる権利が尊重されるということで、人権の尊重という言葉を最終的には使ったところでございまして、それらも含めて、提言書の中身に盛り込まれている内容につきましては、おおむねこの条例骨子案、さらには、この条例案の中に盛り込まれて──言葉が一部変わっているところはありますけれども、その趣旨、精神的なものはおおむね盛り込まれているものと認識しております。
 以上でございます。

◆(委員) 趣旨は盛り込まれたということですけれども、この条例は、子供を安心して育てるという大人の視点から構成された条例なのか、それとも子供が安心して成長していく、そういう子供の視点から構成された条例なのか、そこはどうですか。

◎子ども未来部子ども企画課長 この条例の内容、性格についてのお尋ねだと思います。
 検討委員会の提言書の中で、委員も御存じのとおり、人権の尊重と健全育成、そして家庭での子育て支援の3つの基本理念としてまとめられていることもございまして、基本的には、それを条例骨子案の中では、「健全育成」ではなく、「子どもの育ち」という言葉に置きかえているところでございまして、より子供の自主性・主体性を感じられるような言葉に変えているところでございまして、子供は発達段階に応じて自立をしていくという考えのもとで、子供が幸せに成長するためには、かかわる大人がしっかり子供を見守りながら育てていくということも必要なものですから、両方の面を持たせたような総合的な内容というふうに考えてございます。
 以上でございます。

◆(委員) 私も議員になって13年たつんですけど、私の子ども条例のイメージは、その子供が主体というふうに思っていたんですけれども、今回、提言書に沿った3つの柱でということで、要するに大人の目線と、それから子供の目線と両方が合わさった条例ということで、そういう理解をしているということですね。わかりました。
(中略)
 次に、条例の第13条、□□委員、□□委員からも出ておりました、先ほどから出ている第三者委員会、この第三者委員会の、どういう第三者委員会にしていくのかということが非常に重要だというふうに思うんですよ。先ほど午前中も□□委員の質問の答えで、北海道いじめ調査委員会があるから、そこにお願いすればいいんだみたいな答弁したと思うんですけれども、私もインターネットで調べてみたんですが、この委員、5人でなってて、大学の先生、弁護士さん、それからお医者さん、5人。あえて名前言いませんけど、そういう5人の方が委員になって提言書をまとめているんですけれども、この人たちが函館で起きているいろんな事件や事案をすぐに派遣──来てくださいと言ったから、来れるかということなんですよ。だから、函館できちんと子ども条例をつくったならば、そういう第三者機関も設置するというならば、函館できちんとこういうメンバーをそろえて、何か本当に緊急なことがあったときに、すぐに調査に入れるようなそういう救済機関みたいな、第三者機関は函館でつくるべきだというふうに思うんですけれども、先ほど来、検討するというふうに何回も答弁していますけれども、そういうふうな捉えた方で、この北海道があるから、函館ではつくりませんということではなく、函館できちんとそういう検討をしていくということで、再度伺いますが、いかがですか。

◎子ども未来部長  今、□□委員から、第三者機関についての御意見をいただいたところでございますけれども、そのいじめ問題について、いろいろ答申的に意見を述べているという、そういう北海道の組織というのがあるということは存じ上げておりますけれども、こちらの専門家の派遣のほうは、道央ですとか道東ですとか道北、道南というふうにそれぞれの地域に分かれております。そして渡島の管内においては、函館に存在する機関──大学ですとか、病院ですとか、あるいは法律事務所ですとか、そういったところに属している委員の方々5名というのが市に常駐をしているという状況にございますので、そういう意味では、この機関をある程度活用することもできるのかなというふうに思ったところでございます。ただ、これだけで十分ではないということは確かにそのとおりでございますので、この条例の制定を契機に子供が相談できる第三者的な相談機関の拡充ということは、先ほどから御答弁申し上げておりますけれども、きちんと対応してまいりたいというふうに思っております。
 以上でございます。

◆(委員) 3月5日ですか、札幌で、その救済機関のいろんな報告会があって、私は、札幌に行けなかったんですけれども、札幌に住んでいる方にお願いをして、資料を届けてもらいました。本当にどの自治体でも、その救済機関が必要だということで、今、動いております。そういった意味で、本当に子供にとって一番最善の利益となるような、そういう救済機関を私はつくるべきだというふうに思いますので、早急に検討するということですので、経過も含めて、きちんと民生常任委員会のほうにお知らせいただければなというふうに思います。これについてはわかりました。
 それで、次なんですけれども、条例の14条、「市は、保護者が安心して子どもを育てることができるよう、子育て家庭に対し必要な支援を行うとともに、保護者が子どもを育てやすい環境の整備に努めます」ということで、非常に大事なことだなというふうに思ってます。この提言書の中の13ページで、本当にいろんな調査もしていただいたりして、提言書をつくっていただきましたけれども、函館市の場合、低所得家庭の増加があるということで、低所得の家庭が増加してて、小・中学生の要保護、準要保護受給者は、全体の32.4%を占めていると。給食費の未払いも、学用品なども買い与えない、子供に朝食を食べさせない家庭も存在していると、こういう実態をもとに、この子育て家庭に対し、必要な支援を行うということで、条例に盛り込まれたというふうに私は理解しておりますけれども、そういうことであるならば、経済的な支援も含めたこれは条例になっているんでしょうか。

◎子ども未来部子ども企画課長 この条例の内容に関するお尋ねでございます。
 先ほど、この条例に基づく事業計画を子ども・子育て支援事業計画をみなすというふうにお話しましたが、その子ども・子育て支援事業計画の中でも、子育て家庭の経済的支援という部分は大きい見出しとして打ち出しているところでございまして、その中に各種手当ですとか就学援助も含めたいろんな取り組みが載ってます。そこに今年度からは入学準備給付金等の事業も行っておりまして、そういうものも含めて、トータルした形で経済的支援も含めて、この条例としても取り組んでいくということになるということでございます。

◆(委員) はい、わかりました。これは、子ども未来部がつくったから、子ども未来部の施策だけの経済的援助ではないということで、函館市全体として、本当に子育てをしている子供たち、本当に低所得家庭の方々に対しての経済的支援も含むんだということで了解いたしました。これ、全部局にきちんと徹底していただきたいというふうに思います。
 最後になりますけれども、先ほど来、この子ども条例は、大人と子供と両方の視点を持った条例だということで答弁ありましたけれども、総合的に判断するならば、この函館市の子ども条例はどういう性格の条例になるのか、そこを確認したいと思います。

◎子ども未来部子ども企画課長 この条例の性格についての改めてのお尋ねでございます。
 この条例につきましては、子供の人権が尊重され、そして子供が夢と希望を持ちながら生き生きと成長するとともに、発達段階に応じた生きる力を身につけることができるまちづくりを推進していくために、全ての子供の健やかな成長を支え、安心して子育てをすることができる社会の実現を目指し、制定するものでございます。そのことから、児童福祉、教育、健全育成など子供にかかわる取り組み全般について、子供の主体性を育みながら、総合的に推進するための、先ほどから申し上げておりますとおり、子供のための総合条例としての性格を有するというふうに考えてございます。
 以上でございます。

◆(委員) わかりました。最後に要望しておきますけれども、この条例が今回の議会で通った後なんですけど、きちんと検討委員会で、御苦労していただいたそういう委員の皆様にも、この議論も含めて、きちんと報告していただきたいというふうに思いますので、そこを要望して、この項については終わりたいというふうに思います。




◆(委員)
(前略)
 それから、2つ目の子ども条例の制定についてでございますけれども、午前中から3人の方から、それぞれ関連する質問が出されました。できるだけ重複しないようにお尋ねしようと思うんですけども、多少かぶることもあるかと思いますので、その辺は御了承いただきたいと思いますけども、過日、この問題について、委員会で一度報告があって、それについて質疑を交わしたことがございました。その段階で、子ども条例の検討委員会での内容についてもお尋ねしたところ、答弁がございまして、この子ども条例を子どもの権利条例とするか、健全育成型の条例にするかについては、条例検討委員会においても見解が分かれるところでありましたが、その提言の中で、両者が最終的に目指すところは、子供が安心して成長していける社会を目指すとの考えでまとまったところでありました、こういう答弁をいただいて、私のほうからも、それでは円満にまとまったんですねと、こういうことで確認をさせていただいたんですけれども、その後、そのときからも、私のところには、「いや、そういうことではない」やのお手紙もいただいたし、文書もいただきました。資料もいただきました。そして、結果的に、あのときは、議案として提案される時期でもあり、事前審査にならない範囲での討論というか、議論ということで制約もあって終わってる段階でございます。これは言うまでもなく御承知のとおりだと思います。結果的に、しからば、私どものこの条例の議論というのは、実際上、きょうが初めてなんですね。具体的にこの条例に対する質疑というのはですね。結果的に、私どもは忘れ去られたのかどうかは別としても、横に置かれて、作業だけはどんどん進んできて、今日に至っているということではないのかなと言わざるを得ない環境にあるわけですよ。しかも2年間かけて、19回の検討委員会をかけて、成案化したと。私どもは前段言ったように、当然さまざま意見があったろうけれども、皆さん、これでいきましょうということでまとまったということですから、議事録だけ見れば、本当に過激な議論もしながら、賛否両論あって、大変苦労したような形跡もございましたので、大変だったんだなと思ったりもいたしておりましたけれども、しかし円満にまとまったということですから、日本語は難しいけど、まとまったというんですから、まとまったんだろうなと理解をしたんですよ。
 ところが、その後の動きからすると、そうでもなかったんだなと思わざるを得ないんですよね。ですから、そういった疑問に対して、前段でもいろいろ議論あったんだと思うんですよ、そういう思いからですね。私も同感でありまして、そういうことで、私はできるだけ、賛否両論あるんですから、せっかく委員会で議論したんですから、委員会でまとまったものは当然議会に提案をしながら、成案化するのは、それはそれでやり方としては当然のことだと思いますから、否定するものではございませんけれども、しかし、その中で、もう一つは、そういったさまざまな角度で議論をしてきたと同時に成案化されたものは、議会として、いわゆる二元代表制の中の一つである議会に対して、やっぱり一方では積極的にかけて、報告して、意見を聴取してまとめるというのが筋だと思うんですよ。それが今日まで本当になかったんですよ。ないにもかかわらず、この短時間の中で、私どもに先ほどから言ったように、いろいろ議論ある中で、認めてくださいよと言わんばかりのやり方というのは、私はいかがかなと思うんですよ。私も長い間議員やってますけど、余りこういうことってなかったような気がするんですよ。やっぱり二元代表制ということきちんと理解していただいて、その中で、お互いの立場を尊重しながら議論して、前段の議論をして、疑問点を整理しながら成案化するという運びをしてきたと思うんですよ。今回はこういった状況の中で、さまざまな──今度、パブリックコメントなどとったと。私の見るところでは、パブリックコメントをとったけれども、パブリックコメントだって、とったはいいけれども、何にも生かされてないんでないかなと。パブリックコメントとらなければならないからとるんだというしか受けとめれないんですよ、なかなかこの内容見るとね。そうではないと思うんですよ。そうではないだろうと思いますけども、今、これから答弁いただきますけども、だけど、やっぱりそういうさまざまな委員会の意見等々聞きながら成案化したというような説明なんだけれども、経過を見れば、必ずしもそういったことが生かされてないのではないのかと言わざるを得ないんですよね。
 もう一つは、私なりの見解では、検討委員会も含め、もちろん議会もそうだけども、あの経過の中では、先ほども□□委員からも言われましたけども、子供の視点で、子供の目線で、子供の意見というのは、どこで反映、聞いたんだろうかなということも疑問として感じるんですね。子供の条例でありながら、子供の意見も聞かないで、子供の意見も何も反映をされてない。大人の都合でやってるんじゃないかと言いたいぐらいなんですよね。そのぐらいの疑問を持たれるような内容になって、今日まで進んできたのではないのかなと思うものですから、結果として成案化されようとしているこの条例の内容については、多少、先ほどの説明からすると理解をされたようなところもあるようですから、それはそれなりに理解しますけども、これまでの経過からいくと、いかがかなと思うものですから、理事者の考え方としてどういう認識を持っているのか、ちょっと説明していただきたいと。

◎子ども未来部長  今、□□委員からいろいろな御指摘がありました。私のほうも反省すべきところもあったというふうに思っております。
 まず、何点かございましたけれども、提言書の扱いということでございますけれども、提言書には、書いているとおり、人権を尊重すると、それを主眼とする条例としたいという御意見、それから健全育成を主眼とする条例としたいという2つの御意見がありまして、その辺の調整は大変なところがあったんですけれども、最終的には、両者が目指すところは、子供が安心して成長していける社会をつくることであるということで合意がなされて、そして提言書がまとまって、市長に提出することができたということでありますので、これは委員総意の提言書であるというふうに受けとめておりまして、これを尊重して条例の骨子案、それから条例案というふうに私どもは作業を進めてきたところでございます。その後で、要望書もいただきましたので、やはりそれにつきましては、検討委員会の総意ということとはまた別かもしれませんけれども、とはいえ、さまざまな意見があるということを改めて、私も認識をしたところでございます。
 それから、パブリックコメントの反映がされてないんじゃないかという御指摘もございましたけれども、パブリックコメントは骨子案に対する意見ということだったものですから、骨子案に対しては、直接的な修正ということはなかったんですけれども、条例案ということにつきましては、何点か反映をしたり、もしくは施策の推進のときに参考にしたというようなことで受けとめているところでございます。
 それから、子供の視点ということで、子供の意見を聞かなかったのではないかという御質問でございました。これにつきましては、前段で担当課長からも御答弁いたしましたけれども、子供の意見聴取ということは、ニーズ調査の段階でもいたしましたし、それから平成26年度から平成27年度にかけてのさまざまな意見を聴取するという中でも実施をしたところでございます。ただし、この点に関しては、子供のニーズ調査につきましては、民生常任委員会にお示しをしたところでありますけれども、平成26年度から平成27年度にかけて実施をいたしましたアンケート調査の結果につきましては、委員会への御報告のタイミングを逃してしまったものでありますので、対応に行き届かなかった点があったことは深く反省をしているところでございます。今後におきましては、正副委員長と相談をし、きめ細かく丁寧な情報の提供に努めてまいりたいというふうに思っております。
 それから、最後になりますけれども、議会への働きかけということ、もうちょっと議論の場を設けるべきではなかったか、こういう御指摘をいただきました。私ども条例の骨子案ですとか、パブリックコメントの実施、手続の結果がまとまった時点で報告しようと考えていたところでございまして、条例の骨子案につきましては昨年の10月、パブリックコメント手続の実施結果につきましては昨年12月に資料配付をさせていただいたところでございます。その後、さまざまな御意見がある中で、条例の骨子案の作成に取りかかり、結果的には今年1月に民生常任委員会への説明の機会を得たところでございますが、ただいまの御意見を伺いますと、もっともっと早い時期にお示しができていれば、協議の回数をふやすこともできたのではないかというふうに思う次第でございます。今後とも、私どももこういった事態を真摯に受けとめて、今後はよりきめ細かな、丁寧な情報の提供をして、協議の場を持てるように、私どもも留意していきたいというふうに思っているところでございます。
 以上でございます。

◆(委員)
(前略)
 特にこの最後の段階で、骨子案に対するパブリックコメントをとりましたよね。あの段階で、どの程度のものが生かされたんですか。ちょっと説明してください。

◎子ども未来部子ども企画課長  パブリックコメントの意見反映についてのお尋ねでございます。
 パブリックコメントでは、152件もの多くの意見が寄せられたところでございまして、条例案の作成に当たりましては、それらの意見の内容を踏まえ、骨子案の段階から一部文言の修正等行ったところでございます。主な修正点といたしましては、条例案の第3条の基本理念の第1号の中に、いじめ及び虐待と骨子案でなってたところに、体罰という言葉も加えたほか、第15条のところでは、先ほど□□委員にも御答弁申し上げましたが、もともとは教育環境の整備という表現だったものを保育環境も加えたところでございます。
 なお、今回、直接条例案に反映されなかった意見につきましても、今後の子ども・子育て支援施策の推進に当たって参考とさせていただきたいというふうに考えてございます。
 以上でございます。

◆(委員) 生かされたという点では評価をしますけども、私に言わせれば、本当に大した──求めているほうからの本質でなくて、枝葉の問題で、この程度であれば取り入れてもいいだろうみたいな、簡単な内容ですよね。これも時期的なものも災いしているのかなと思いますけれども、一応パブリックコメントをとらざるを得ないからとる。とった結果として、それはそれなりに、多少であろうが生かしてるという点では、生かされているということですから、それはそれとして受けとめざるを得ないと思いますよ。しかし、それぞれの団体から出されてきているようなことについては、やっぱり生かし切れていないと。もちろん同時に私ども議会からのそれぞれの意見があるけれども、これも聞きおく程度と。基本的には、あれですよ、これこのとおりで十分だという方もいらっしゃるでしょ。しかし、私はタイトル的にいうと、大した問題はないと思いますけどね。ただ、これの過程を考えますと、やっぱりできないものはできないということを明確にしながら、取り入れるものは、そのかわりはっきり取り入れるというね──なぜ、取り入れれないのかということなんかの説明が不足をしてきたのではないかなというふうに受けとめるんですよ、この経過を見るとですね。そういうことなどを考えると、結果的に、前段も言ったように、私に言わせるとまとまっていなかったんですよね。だから、そのまとめ方について、今さらとやかく言っても始まらないんでしょうけれども、やっぱりその辺に少し問題があったのではないかなと言わざるを得ないんですよ。やっぱり議事録なんかを見ても、もう過大に期待してるわけですよ、特に事務局である部長さんの発言なんかを見ると。発言を見ると、あっこれはいずれ、私どもの考え方も理解していただいたんで、取り入れてもらえるんでないかなと、淡い期待かもわからんけど、期待されるような答弁の連続なんですよ、私から言わせると。そういう点でも、進め方が少し問題があったのではないかなと、私、率直な意見として感じているものですから、申し上げておきたいんですけどね。
 あわせて、これは、さっき前段言ったように、やっぱり議会を無視してはだめだと思うんですよ。無視はするつもりはなかったんでしょうけれども。しかし忙しいからできないということでもないし、そういうことにもならんし、やっぱり二元代表制の議会にかけて、議会の了解を得ないものについては執行できないわけですから、そういうイロハのイの字のはずなんですよね、私に言わせると。私は、私の立場からだけであるかもしれませんけれども、議会の一人の構成員として、やっぱり厳しくこれは申し上げておかなければならない問題だと思うんですよ。皆さんの意見聞けば、曲がりなりにも理解せざるを得ないのかなという空気は感じますよ。私は、私もそういう説明を受けて、そうせざるを得ない状況なのかなというふうには思います。私は内容的にいうと、八、九割はまとまってるのかなと思いますけどもね。それだけに議会にかけてこなかったというのは極めて残念なんですよ。ですから、そういうことについては二度とあってはならないことですから、きちんとひとつ、部長なりの反省の弁を、あるいは、次に対する対応をきちんと、見解を聞いてから私は私なりの判断をしたいと思いますので、よろしくどうぞ。

◎子ども未来部長  御意見いただいたところでございます。
 1点目の検討委員会のこの運び方といいますか、そういったことについても御意見があったわけでございますけれども、検討委員会を始める前から、他都市の状況を見ましても、さまざまな意見があるということは承知をしておりましたので、なかなかまとめるということは難しい作業になるだろうなということは思っておりました。その中で、市長の政策というものもあって、子供の人権を尊重して、地域全体で子供を育て、子育てを支援していくという、そういった考え方のもとに子ども条例をつくりたいという、そういった考えが基本としてありまして、そういったものも示しながら、ただし、いろんな御意見がありますので、さまざまな御意見を封ずることなく、お話をいただいて、議論を闘う中で、そして一つにまとまっていく、あるいは共有していけるものが何か出てくるということを期待しながら進めていったわけでございまして、その中でやはり出てきたものもございます。子供の社会参加ですとか、子供みずからできるような相談のあり方とか、子供の人権ですとか、さまざまなものについて、合意を得ながら、盛り込むことができたというふうにも思っているわけでございます。ただ、私のやはり力不足というものもありましたので、2年以上かかってしまったということについては反省するところもあるというふうに思っております。
 それから議会、委員会に対する議論ということですけれども、これについても、本当にもっともっとお話し合いができるような働きかけとか工夫とか、早い時期に資料を提示するとか、さまざまなことがもっとできたかもしれないということを、今振り返ってみて反省をしているわけでございます。今後また、こういった業務で進めていくときに、そういったことがないように、今回のことをきちっと受けとめ、皆様の意見を真摯に受けとめて、次の施策の推進に生かしていきたいというふうに思っているところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
函館市議会平成28年第1回定例会での子ども条例制定に関する議論 函館市の子どもの権利条例を考える/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる