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zoom RSS 函館市の男女共同参画啓発誌についてA

<<   作成日時 : 2015/01/17 15:37   >>

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 函館市では、小学生・中学生向けの男女共同参画啓発誌を発行していますが、その啓発誌が昨年5月に改訂され、小学生版の6頁に「あなたの家ではだれの仕事?」というチェック欄が新たに掲載されたことを、拙ブログ(平成26年7月3日)で取り上げました。

 「☆あなたの家ではだれの仕事?」「チェックしてみよう!」「あなたの家では、だれが、どんな仕事をしていますか」という問いかけがあり、「家の中の仕事(家事)」として次の項目が並んでおり、誰がしているかを書き込むようになっていました。

 食事のしたく
 食事の後かたづけ
 へやのそうじ
 トイレのそうじ
 おふろのそうじ
 せんたく
 買い物
 ゴミ出し


 拙ブログでは、「小学生の多くは『仕事をしている人』に欄に『お母さん』と書き込むのではないでしょうか。それを受けて表の下には『どんなことを感じましたか?思ったことを書いてみよう』とありますが、何を考えさせようとしているのでしょうか。専業主婦を否定させる意図があるのではないでしょうか。」と指摘させて頂きました。また、この啓発誌の初版は「ジェンダーフリー啓発誌」となっていて「ジェンダーチェック」というチェック欄があったこともご紹介させて頂きました。

 昨年改訂された啓発誌について、専業主婦を否定させる意図を感じたのは拙ブログだけではなかったようで、昨年11月25日に開催された函館市男女共同参画審議会でも、このことが取り上げられたようです。議事録を見ますと、11件の意見が届けられたようで、そのいずれもが

「小学生版の6ページに『あなたの家ではだれの仕事?』というチェック欄がありますが、こちらの項目が、『一般の家庭では母親がしているものばかりである。これは母親の仕事を否定するためのものなのか。男女共同参画はそれぞれの特性を活かして男女が協力して行くことと考えるが、この冊子で何を子ども達に教えようとしているのか。専業主婦の否定につながるような啓発誌は見直しが必要である。』」

という内容だったようです。それに対して、市からは、

「ご指摘のあった掲載内容は、市の条例の基本理念の一つとして『家族を構成する男女が、相互の協力と社会の支援の下に、子の養育、家族の介護その他の家庭生活における活動についての家族の一員としての役割を円滑に果たし、かつ、家庭以外の社会のあらゆる分野における活動を行うことができるようにすること』としておりまして、小中学生向けに自分の身の回りのことから、家族の役割を考えてほしいということで設けたものであり、各項目についてチェックしていただくことで、自分の家の役割分担を知るとともに、それについてどのようなことを感じたのか、また、これを機会に男女が性別に関係なくお互いを思いやり、協力しあって生活をすることが大切だということを意識してもらえればというものであり、誰の仕事だから良いとか、悪いというものではございません。ましてや専業主婦を否定するものでもありませんので、ご理解いただきたいと思います。また、家族の役割につきましては、当啓発誌に掲載してあります家庭における家事のほか、地域活動への参加など様々な活動がありますので、それらを含め役割分担を考えるとともに、小中学生が家族の一員として協力できることはどんなことがあるかということを、これを機会に考えてもらうことが大切であると考えております。今後の啓発誌作成にあたりましては、ご意見を真摯に受け止め、掲載内容の見直しを検討したい」

と回答されたようです。この「掲載内容の見直しを検討したい」ということを受けて、男女共同参画審議会でも、啓発誌の内容について審議されたようです。審議の内容については議事録をご覧頂きたいと思いますが、結果としてはチェック項目に「ゴミ出し」「大工仕事」「雪かき」を追加することになったようです。つまり、お母さんの仕事だけではなく、お父さんの仕事も加えるということのようです。

 しかし、拙ブログや市に意見を送った方々は、一般的にお母さんが行っている仕事ばかりを並べたチェック欄が専業主婦否定の意図があるのではないかと思うのですが、そもそもこの啓発誌は「男女共同参画啓発誌」で、最初に見開きにも「はじめに」として次のように書かれています。

 「男だから」「女だから」と役割を決めつけないで、一人一人の個性を発揮して、男女がいっしょに、いろいろなことに加わり、活動することを「男女共同参画」といいます。

 したがって、その目的に沿ってチェック欄を見た時に、これを女性であるお母さんばかりがするのはおかしいと気づかせる目的なのだと思ったわけですが、「ゴミ出し」「大工仕事」「雪かき」を追加した経緯を議事録で見ますと、

 他に「お父さん」と答えうる項目も追加で入れた方がよいのではないですか
 要はお父さんが明らかに活躍する項目があってもいいのではということですよね。

というような意見が出されて、項目を追加したことがわかります。つまり、審議会でもお父さんの仕事、お母さんの仕事を認識しており、男らしい仕事、女らしい仕事を区別しているのではないでしょうか。それをわざわざ、そう答えることが「『男だから』『女だから』と役割を決めつけ」ているのだと啓発したいのでしょうか。

 


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